2016年11月08日
【イベント報告】《夏休みお助け大作戦》自由研究お助け編・喜入の魅力発見プロジェクト
夏休み最後のイベントは、KADAN渾身の企画!!
NPO法人 くすの木自然館の浜本麦さんをお招きし、どれだけ鹿児島の海が凄いのか!喜入の海が凄いのかを教えてもらいました。
「鹿児島って何も無いよね」ってただ知らないだけ、気付いていないだけ、見えていないだけなのかもしれない。
そこを座学と観察と体験でじっくりと学びました。
鹿児島のすごいところ!!
日本で唯一!!
世界で唯一!!
こんなにたくさんあるなんて知りませんでしたね~
子どもたちも大人達も好奇心を刺激され、麦さんワールドにぐいぐいと引き込まれました。
お寺の近くの海岸にみんなで移動。
ちょうどウミガメが産卵していて、保護されていました。
ナイスタイミング!!
遠浅の海。
波も穏やかで、安心して海の中へ入る子も。
一見、何もいないように見える砂浜も、よくよく探すとたくさんの生きものがいました。
さすが、日頃から環境教育を行っているNPOの浜本さん。
子どもたちの好奇心を刺激する観察の方法やしかけのおかげで、自分たちで探した生きものたちがよりはっきりと目に飛び込んできます。
子どもたちの驚きに満ちたこの表情!!
食い入るように見ている目!!
それがすべてを物語っているようです。
実は、「喜入の海の魅力発見!」と言いながら、流木や漂流物で意外にも海岸が汚いことにショックを受けました。
でもこれが現実なのです。
その現実もきちんと受け止め、ウミガメの産卵の場所から孵化したら海に向かうであろう通り道のゴミを拾い、流木などを取り払いきれいにして海を後にしました。
それから再び学びの時間。
実際に見つけた生きものの写真をすぐにスライドに反映。
その一つ一つについて即座に解説を始める講師の麦さん!!!
凄いです!
歩く生きもの図鑑!!!
そして食物連鎖の話を分かりやすく解説。
一番下にいるゴカイや貝類が干潟の消失(海岸の埋め立てなど)によって激減していること。
そうなるとどうなるのか。
私たちは人間の便利さだけを追求し、自然を壊して生きる道を選ぶのか。
それとも自然と共存できる道を選ぶのか。
最後はこれからの私たちの生き方まで問うような深い内容で終わりました。
その日の朝、喜入の海で捕れたお魚を頂く事になりました!
目の前でさばいてもらい、取り出した内臓からは小エビが出てきました。
さっき聞いた食物連鎖を、目の前で見ました。
座学~観察する学びの機会は他でもありますが、そこからさらに食べて味わい、私たちのいのちを支えるものへと繋がる。
この一連の体験は、他ではなかなか出来ないと、浜本さんも大絶賛の企画でした。
参加した小学生から中学生もとても楽しかったようで、帰り際に「また来年もやってください!!」と言われました。
そして、夏休み明けには「自由研究の課題として、取り組みましたよ~」という嬉しいメッセージをいただいました。
海に面しているまちにもかかわらず、海岸におりることはほとんど無く生活してきました。
まずは私たちの住む地域の自然に目を向けていくこと。
そしてそれを知ること。
そうすると大好きになります。そして大切に、守りたいと思うようになります。
浜本さんの環境教育は楽しむところから始まります。
ラジオやテレビでもご活躍の浜本さんの環境教育イベント。
また来年も喜入で叶うといいなあ!